大混乱か? 預金が遺産分割の対象との最高裁の決定
遺産分割相続後の財産管理昨日、最高裁が、預金債権も遺産分割の対象であるとの決定を出しました。 これまでは、預金債権は相続分で当然分割され、遺産分割の対象ではない、とされていました。 ですから、預金債権は、遺産分割ではなく、各相続人が、金融機関にそれぞれ請求できました。 相続人の一部が多額の預金を生前贈与されていても、特別受益の調整で、相続人間の不平等を解消していたのが実情でした。 ...
お一人様の商戦加熱、一人前の鍋調味料販売好調
弁護士による相続対策相続後の財産管理お一人様の商戦加熱、一人前の鍋調味料販売好調のようです。 確かに、高齢者の一人住まいでは、鍋の1人用調味料は便利。 売れ行きがいいのはそのとおりかと思います。 一方、法律の世界では、まだ、お一人様の需要が健在化していません。 当事務所は、お一人さまに合わせた様々な手続きを受任しています。 元気なうちは、見守りサービ...
老親の家計管理の手助け
弁護士による相続対策高齢の親がいる人にとっての心配事のひとつに親の家計管理があります。 本日の日経でヒントが掲載されていましたので紹介します。 まず、親の家計の年間収支を把握するこれは、後見人をやっているとまずその把握が必要となります。 後見人がついていない場合でも必要だと私も思います。 まず、収入は、公的年金と配当金や不動産の運用による収益。 支出は、医療費...
身寄りがないと、自分の墓にも入れないかも
弁護士による相続対策身寄りがないと自分の墓があっても納骨してもらえない。 これは、当たり前といえば当たり前ですが、死後、誰も面倒をみる人がいなければ、自分の墓があっても、その墓に埋葬してはもらえません。 そもそも、墓があることすら、周りの人は知らされていないからです。 施設で亡くなった場合、その施設が費用を立替えて火葬し、区役所が遺骨の保管を頼むようです。 火葬にも25万円くらいはかか...
預金は、相続財産の範囲外との判断が変更されるかとの報道で、預金の払い戻しを渋る動きが出てきています
相続後の財産管理昨日、預金は相続財産の対象外であるとの判断が最高裁で変更かという報道で、金融機関が払い戻しを渋り出してきています。 まだ、この問題で、最高裁の判決は出ていません。 ところが、金融機関では、この判決を見越し、預金の払い戻しを渋り始めてきています。 この現場の混乱は、判決がでるまで続くと思います。 最高裁の判決で、遡及的に効力が認められる訳はないのに、不当にも、金融機関によっては、正当な払い...