成年後見人の使い込み2014年は56億円、その対策は
成年後見今日の「あさイチ」で、成年後見人の使い込みが2014年は56億円だと言っていました。
その使い込みの一例として、弁護士成年後見人による4000万円弱の使い込みが紹介されていました。
56億円がたしかな数字かはわかりませんが、被害額は、親族後見人による被害が大半かと思います。
弁護士が、56億円の使い込みをしていたわけではありません。ただ、弁護士による使い込みも、ニュースでよく見ますのであるのだと思います。
最近、家庭裁判所に、後見人の監督を怠ったということで、損害賠償を求める裁判もあるそうです。
さて、成年後見人は、どうしても選任しなくてはならない場合もあり、おそらく、人ごとではないかと思います。
せっかく、成年後見人を選任して、財産の散逸を防ぐどころか使い込みされることまで心配しなければならないのか現在、親族の使い込みが多いので、親族後見人にはある一定の財産については、信託財産とすることを裁判所は進めています。
これが浸透すれば、使い込みの額が相当程度減少するかと思います。
もう1つの方法として、元気なうちに、任意後見人を選任して信頼できる人に財産を託すというのが増えてくるように思えますがどうでしょう。
今度の、磯子区の相続セミナーでも勧めてみたいと思います。