看取りはどうしたらよいのでしょうか。(棺桶まで歩こう 萬田緑平著を読んで)
先日,「棺桶まで歩こう 萬田緑平著」を読みました。「歩けるうちは,人は死なない」という副題に惹かれました。丁度,足を怪我して,そのリハビリに頑張っていたときなので,Kindle版をダウンロードしました。
はじめにを読むと,
「歩くスピードや歩幅でその人の余命がほぼわかると考えています。
スタスタと歩ける人は,おおむね10年以上生きられるでしょう。イスから腕の力を使わずに立ち上がれる方なら余命は1年以上。立ち上がれない方は余命半年以内。ちょこちょことしか歩けない人は余命数ヶ月,歩けない人は余命1ヶ月以内ということころです。
人間というものは歩いている限りは死にません。
ですから,本書のタイトルは,逆に言えば,「棺桶になんかみ入りたくなかったら歩こう」という提案なのです。
と言っていました。
そうだ,私もスタスタ歩くようにしていれば,10年生きられるとの希望が出てきました。
では,どうやればスタスタ歩けるのかを書いてあるのかと思ったのですが,違いました。
著者は,17年も在宅の緩和ケアのお医者さんをやっており,その経験から,病院では大往生できませんと話が展開します。在宅ケア医の前に,新米外科医をやっていたが看取りはつらくすぎて,ガン専門の在宅ケア医になったこと。
今,死ぬとわかっていても,家族は,在宅で看取ることはしない,施設や病院で看取り,亡くなるのが普通かと思います。でも,著者は,抗がん剤治療を止めて,もっと生きたいなら歩きましょう。最後くらいは,好きなことをして大往生をしよう。と呼びかけます。一人でも,在宅で看取りができ,幸せなんだと言います。
本を読むとできそうですが,本当に難しいことですね。この本を読むことをお勧めします。
